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研究活動

宮沢賢治の死生観

雨ニモマケズ

各ユニット共通
開催日時 2011年11月15日(火)~12月22日(木);2012年1月10日(火)~2月10日(金) <開館時間 10:00~16:00 土日祝は休館 ※但し、12月10日(土)、1月22日(日)は開館>
開催場所 龍谷大学 深草学舎 至心館2Fパドマ館(京都市伏見区深草塚本町67)
参加者 入場料/無料

 

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開催主旨

 

宮沢賢治(1896年8月27日生~1933年9月21没)はこう記しています。

    「みんなむかしからのきょうだいなのだから

    けっしてひとりをいのってはいけない。」

    (『春と修羅』「青森挽歌」)

「新たな時代は世界が一の意識になり、生物となる方向にある。正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識して、これに応じていくことである。」          

    (『農民芸術概論綱要』)

  いつも大切なことは、あらゆる人類が相互に支えあうことであり、地球全体の幸せ願うことでしょう。

 平成23年(2011)3月11日に起きた東日本大震災以降、人々の心の支えとなった詩があります。その詩は、子供から社会人にいたるまで世界中で愛されている、宮沢賢治の『雨ニモマケズ』です。このたび宮沢賢治記念館に格別のご協力を賜り、宮沢賢治のいのちへのまなざしを学び、東日本大震災からの復興を願って、研究展示を開催いたします。

 本展では、第一に、『雨ニモマケズ』手帳や『永訣の朝』などの詩を通して、宮沢賢治の仏教死生観を学びます。また、本年5月に世界遺産に登録された中尊寺について、宮沢賢治が記した原稿も紹介します。

 第二に、宮沢賢治記念館の特別企画展「童話『フランドンの農学校の豚」を開催します。宮沢賢治は『よだかの星』で、小さな虫などの生命を奪って生きなければならないよだかの切なさを描きました。この『フランドンの農学校の豚』では、人間に食べられる宿命を生きる豚の辛さを表現しています。『注文の多い料理店』をはじめ、人間の傲慢さを反省させるまなざしを、賢治は飾らずに示してくれます。多くのいのちをいただいて生きているからこそ、動物への思いやりと感謝の心を培いたいと思います。

 第三には、東日本大震災において、被災地の方々と継続的と交流し、心のケアを通して学んだことをパネルにして展示いたします。林風舎代表取締役の宮澤和樹氏(賢治の弟、清六の孫)とのコラボレートにより、賢治直筆『雨ニモマケズ』の額を、当センターから南三陸町の歌津中学校、伊里前小学校、役場などに贈り届けることができました。その額は子供たちの目にする校舎に飾られています。東北の方々、宮城県南三陸町の方々に教えていただいた真実を伝えます。

 『雨ニモマケズ』の詩は、昭和6年(1931)「11月3日」に書かれたとされ、それは昭和8年(1933)9月21日に賢治が亡くなる二年ほど前の詩です。からだが思うようにならない賢治が強く願っていたことがその詩に表れています。病気の賢治は、逞しいからだを持ち、病気の子どものところへ、疲れた母のところへ、死にそうな人のところへ、けんかや訴訟があるところへ、「行ッテ」あげたいという志願をもっていました。無常の自覚から、悲しみに寄り添い、支えあうこころが生まれてきます。困難のつづく世界であるからこそ、世界が一つになり、互いに敬い助けあい、夢をもって生き抜いていけることを願っています。

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開幕式の記念撮影
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佐藤館長による解説
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宮澤和樹氏による解説
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鍋島先生による震災ボランティア解説

【オープニングセレモニー報告】

 20111115日、13時より研究展示「宮沢賢治の死生観-雨ニモマケズ-」オープニングセレモニーが行われた。開館に際して、龍谷大学田中則夫副学長および鍋島センター長の挨拶があった。ご来賓として、特別企画展「童話『フランドン農学校の豚』」にご協力いただいた宮沢賢治記念館館長の佐藤勝様と株式会社林風舎代表取締役で賢治の弟、清六の孫にあたる宮澤和樹様をお迎えした。  

 引き続き、ご来賓と当センター研究員による展示品解説が行われた。宮沢賢治記念館館長の佐藤勝様より、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩や特別企画展についてご説明いただいた。「絆や支えあいなど人のありようが詩に打ち込められており、人の心を打つのでは」と佐藤館長が話された。また、宮澤和樹様より「雨ニモマケズ」などの作品をご紹介いただき、「何度も登場する『行ッテ』の言葉が賢治を最もよく表している。自分には何かできることはないか、ボランティアの活動を代弁していると思う」とのお言葉をいただいた。

 

コーナー別の風景

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宮沢賢治作品関連

 

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 宮沢賢治記念館特別企画展 童話『フランドン農学校の豚』

 

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南三陸町の真実

生死を超える物語 

仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム

開催日時 2011年6月7日(火)~7月22日(金) <開館時間 10:00~16:00 土日祝は休館 ※但し、6月18日(土)、7月3日(日)は開館>
開催場所 龍谷大学深草学舎至心館2階パドマ館(京都市伏見区深草塚本町67)
参加者 入場料/無料

開催趣旨

 本展示では、新開発の「仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム」を初公開いたします。報恩列聖図画(二河白道から始まる全巻物 初公開)、一休骸骨絵巻(全解読 初公開)、ガンダーラ仏、釈迦涅槃図、地獄草紙(精密複製)、六道絵 人道不浄相図<九相図>(完全復元版)、国宝山越阿弥陀図(精密複製)、無常院ミニチュア、二河白道図、解体新書、親鸞聖人の御影、九条武子典籍、中村久子典籍、浅原才市典籍などを通して、仏教・浄土教の死生観を学びます。宗教的救いの物語や事例は、私たちにとって人生の羅針盤となり、自分を省みる鏡となることでしょう。

 あわせて、2011年2月にハーバード大学世界宗教研究所にて開催された国際シンポジウム・ワークショップ”Religion and the World of Lived Experience”の成果をパネルにて紹介いたします。

 また、東日本大震災の被災地である岩手県、宮城県、福島県を訪ねた学生と教員の復興支援ボランティア活動を紹介いたします。被災地の方々の悲しみに寄り添い、被災地の方々から大切なことを学びます。

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テープカット
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ご来賓による展示品解説
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デジタルアーカイブ研究閲覧システムの説明

【オープニングセレモニー報告】

 2011年6月7日、13時より研究展示「生死を超える物語―仏教死生観デジタルアーカイブ研究閲覧システム―」オープニングセレモニーが行われた。開館に際して、龍谷大学田中則夫副学長および鍋島センター長の挨拶があった。ご来賓として、デジタルアーカイブ研究閲覧システムに収蔵されている史料をご提供いただいた浄土真宗本願寺派善興寺の若院飛鳥寛静様、妙好人石見の才市顕彰会安楽寺の御住職梅田敦敬様をお迎えした。また初公開となるデジタルアーカイブ研究閲覧システムの紹介と操作説明のデモンストレーションが行われた。  

 引き続き、ご来賓の方と当センター研究員による展示品解説が行われた。善興寺若院飛鳥寛静様より、棟方志功画「御二河白道図」についてご解説をいただき、棟方がこの絵を描いた由来等を紹介された。また、石見の才市顕彰会安楽寺御住職梅田敦敬様より、才市さんと安楽寺とのご縁や、角の生えた才市さんの肖像画についてご解説をいただいた。

 

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