ビハーラ本願寺見学・仏教と介護公開研究会

龍谷大学 人間・科学・宗教 オープン・リサーチ・センター
ビハーラ本願寺見学・仏教と介護公開研究会(UNIT 3主催)

日原聖徳
(ビハーラ本願寺相談員)

2009年12月18日(金)
ビハーラ本願寺

【報告】

ビハーラ本願寺・安穏ホールの様子

特別養護老人ホームビハーラ本願寺は2008年4月に、浄土真宗本願寺派が親鸞聖人750回遠忌の記念事業の一つとして開設した施設である。
施設は100床と8床のショートステイがある。3つの町にわかれており、8~10人で一つのユニットになっており、各ユニット毎で利用者さんが日常生活を送っている。
ビハーラ本願寺には、安穏ホールに大きな阿弥陀さまが安置されており、お勤めがある。日原氏は本願寺の僧籍をもっており、相談員のかたわら勤行も行っている。


毎日勤行に参加される利用者の中にはクリスチャンの方もいるという。浄土真宗を信仰されている方ではなくとも、仏さまに向かって手をあわせる時間が、生老病死に向き合う利用者の心の支えになっているということに驚いた。


またつぎのようなお話もいただいた。


看取りだけが主な仕事ではない。人として生きている限り、毎日が新しい。単に生きているだけではなく、生きていくためのサポートを行うこと。そして、人生の決算を行う場でもあり、(ライフレビュー)家族との融和の場でもあった。つらさを受けとめるだけではく、人生の質をみつめること


さらに、「死してなお、私たちの心の中にその方が行き続けていけるようなケアを目指して」いると仰った。


人として毎日を生きている場でもあり、人生を締めくくる場でもあり、死してなお残っていられる場であるために、さまざまな困難を抱えながら、日々、スタッフが努力しておられる姿に感動した。


(UNIT 3 RA 打本未来)



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